とりかごとなり。

Mozilla Thunderbirdに関する個人的な備忘録とか設定とか。トラシュー時の対処や考え方が基本路線です。

基本操作はThunderbird全般、何か困った! の時はトラシュー基本をどうぞ。
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Thunderbird 45.3.0 Release

Thunderbirdの45.3.0がリリースされました。
Thunderbird — Notes (45.3.0) — Mozilla
修正された全Bug一覧
Bug List

目玉の修正は、国内外で散々物議を醸した

"edit as new message" on a received message pre-filled the sender as the composing identity.
「新しく編集」で元メールの差出人がメール作成者のidentityとして入ってしまう

 の修正と思われます。

Resolved fixed Bug1254666 - とりかごとなり。
でも書いたように、、既存のメールについて「新しく編集」を選んだ場合でも、本来の差出人の情報が入るような挙動(38.xまでの仕様)に戻されています。
1254666 – "edit as new message" on a received message prefills the sender as the composing identity
の修正です。

他の修正としては、

Certain messages caused corruption of the drafts summary database.
あるメッセージが下書きの要約データベース破壊を引き起こす

対応bugは
1276419 – embedded image with source URL with ? leads to corrupt src="mailbox:///.../Drafts?number=..." in a composition. (This gets sent without being converted to reference via CID).

(メッセージ作成画面で?が付いた画像埋め込みのURL*1が壊れてしまう)

Disposition-Notification-To could not be used in mail.compose.other.header
設定エディタ中のmail.compose.other.headerにてDisposition-Notification-To*2が使えない

こちらの対応bugは
1250376 – Since jsmime.js, no longer possible to use Disposition-Notification-To in mail.compose.other.header
設定エディタのmail.compose.other.headerでカスタムのメールヘッダを追加できる機能でDisposition-Notification-Toを追加しても実質使えない(ヘッダが追加されない)という問題の修正です。
開封確認要求なんて滅びてほしいメール悪習の筆頭みたいなもんだけど…

その他にもsecurity fixが幾つか修正されていますので、アップデートをお勧めします。

*1:src="mailbox:///.../Drafts?number=.../

*2:開封確認要求のヘッダ開封確認メール ‐ 通信用語の基礎知識

プロファイル復旧2:Mailデータを一括コピー/プロファイル内ファイルの優先順位

プロファイル復旧1:壊れた環境からのミニマム移行 - とりかごとなり。 では本当にごくごく最低限のファイルのみを移行する方法を書きましたが、「えーっ他のものは持ち込めないの?」というのが気になるところです。
本当にプロファイル全体がぼろぼろになっていて、異常動作や表示が根本的におかしな場合はミニマム移行が望ましいと思いますが、なるべく多くのファイル・設定を旧環境から流用出来るに越したことはありません。

また、同じプロファイル内に複数のメールアカウントを設定している場合、すべてのアカウントについて一つ一つメールデータをコピペしなければならないのか…というのも移行へのハードルを感じる要因と思います。

そこでこの記事では、「アカウント設定をやり直さなければいけない場合でもMailフォルダ以下を一括コピペできないのか」「他にどんなファイルを新環境(プロファイル)に移行できるのか」といったことについて書いていきます。

比較的影響が少ないと思しきものを取り上げていますが、当然これらにもダメージ負ったケースはありうるわけで、「移さない方がいい」と考えられる場合(症状)を橙文字で書いています。
橙文字症状がある場合は無理に移さず、新環境で設定をやり直す方がよいでしょう。

プロファイルの概略についてはプロファイル移行1[プロファイル概略] - とりかごとなり。を、各ファイルの解説についてはTransferring data to a new profile - Thunderbird - MozillaZine Knowledge BaseFiles and folders in the profile - Thunderbird - MozillaZine Knowledge Baseもどうぞ。

今回も相当長いです…

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プロファイル復旧1:壊れた環境からのミニマム移行

Thunderbirdのバックアップは、プロファイルフォルダを保存しておけば、あとからデータの移行や復元が可能です。
プロファイルのバックアップはどこを保存? - とりかごとなり。

以前に書いたプロファイル移行についての記事
プロファイル移行2[バックアップと移行] - とりかごとなり。
は、プロファイルの中身(各種設定やメールデータなど)が特に問題ない、健全な状態であることを前提として書いていました。
しかし、実際には「何かThunderbirdの挙動がおかしい、メールを正常に表示できない」といったイレギュラーな出来事が起きた場合に、環境を作り直す意味で、新しくプロファイルの作成を試みるケースもあるあるです。

以前の記事では、このような場合について、

移行前に「古いパソコンでThunderbirdが何かおかしな動作している」といった場合、今までのプロファイルを丸々持ち込むと、新しい環境でも不具合を再現することになります。
この時は、旧環境のバックアップを確保したうえで、必要最小限のファイルのみを移行する方が安パイです。

と書いていました。
しかし「必要最小限のファイルのみを移行」について具体的な方法を書いていなかったため、ここで手順を書いておきます。
※プロファイルフォルダを直接操作(バックアップ・コピー・移行)する方法です。アドオンや外部プログラム(mozbackup等)を活用した方法ではありません。

かなり長めの記事です。

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All-in-one Sidebar 0.7.30 updated

大変遅ればせの報告ですが、All-in-one Sidebarが0.7.30にアップデートされています。
All-in-One Sidebar has been updated! :: Sidebar Extension for Mozilla Firefox
一応更新は8/21ということになっている…のだけどFirefoxのアップデートまで気付かなかった人σ(^_^;)
ぐすんo(>_<, )o

散々物議を醸したサイドバーのアイコン問題や、設定画面のボタンが無反応だった問題が修正されています。

Resolved fixed Bug1254666

Thunderbird45の新機能のうち、差出人名(From:)をカスタマイズ出来るようになった件*1で、既存のメールについて「新しいメッセージとして編集」を選ぶと、差出人名に元のメールアドレスが入ってしまう現象が物議を醸しています。

フォーラムだと以下のトピックなど
MozillaZine.jp フォーラム • トピック - 差出人アドレスをカスタマイズすると
MozillaZine.jp フォーラム • トピック - 着信したメールで新しいメッセージとして編集すると

要するに、「新しく編集」した場合、従来だと自分自身のアドレスがFromに来ていたのに、Thunderbird45環境では元のメールにあるメールアドレスがFromにそのまま反映されており、かつこのままの状態で送信可能

メールのなりすましが可能であり、問題じゃね?
という話の流れになっています。

この現象については、Bugzillaにも重複バグがたくさん立っており、中心となる議論は以下のBug内で行われていました。
Bug 1254666 – "edit as new message" on a received message prefills the sender as the composing identity
Thunderbird45の挙動のままにするか、従来の仕様に戻すかで散々揉めていたものの、結局は従来の挙動が広く望まれている事情から、従来の仕様に戻す修正が入りました。

当初の修正はAurora(Tb49)で入ったのですが、つい先日「需要が高いから」ということでESR45にも適用されました。
そのうちアップデートがかかることが期待されます。

 

*1:Thunderbird 45.0 リリースノートの「メッセージ編集時に送信者を編集できるようにしました。」に相当

All-in-one Sidebar 0.7.29 updated

Firefox48ユーザの一部で物議を醸したAll-in-one Sidebar(AiOS)のサイドバー問題ですが、AiOSそのものにアップデートがかかり、普通にサイドバーとして使えるようになりました。
All-in-One Sidebar :: Versions :: Add-ons for Firefox

ただし、notice(お知らせ)として

the option “Open in Sidebar” for all panels has no effect

(設定のパネル「サイドバーで開く」が無効化)
とあります。
でも自分の環境では、「サイドバーで開く」じゃなくて設定画面の「OK」「適用」が軒並み押せなかった(ボタンが一切反応しない)という状況に。

f:id:meeyar:20160809000450p:plain

赤枠内のボタンが一切押せない…(「詳細設定」と「キャンセル」と「詳細情報」はちゃんと反応する)
日本語環境だと何かが違うのだろうか…

それともう一つ気になることとして、アップデートがかかると
All-in-One Sidebar has been updated! :: Sidebar Extension for Mozilla Firefox
の画面が出るのですが、今後の開発について気になる内容が。

  1. 開発止める
  2. 誰かほかの人に拡張機能をあげる、何が起こるかは知らん
  3. もっと開発の時間欲しい、Paypalで寄付お願い

の3つのオプションが書かれています。
アドオンのサイトからPaypal出来るのを初めて知った人σ(^_^;

All-in-one sidebar(AiOS)をサイドバーで使う on Firefox48

(2016/8/8追記)AiOSがアップデートかかりました(バージョンは0.7.29)。
All-in-One Sidebar :: Versions :: Add-ons for Firefox
普通にサイドバーのアイコンからでも、サイドバーとして使えるようになっています。
そのほか注意事項→All-in-one Sidebar 0.7.29 updated - とりかごとなり。

(2016/8/26追記)AiOSの0.7.30にて不具合の修正がされています。
All-in-One Sidebar has been updated! :: Sidebar Extension for Mozilla Firefox
All-in-one Sidebar 0.7.30 updated - とりかごとなり。

ここは専らThunderbird専用のブログとして書いてるので(最近さぼってるけど…)、今までそれ以外の話題は触れていなかったのですが、Firefoxで困ったことが出た+とりあえずの回避方法を見つけたので備忘録として書いておきます。

先日Firefox48がリリースされました。
MozillaZine.jp » Blog Archive » Firefox 48 がリリースされた
Firefox 48.0 リリースノート

いつものようにアップデートかけたのですが、その後導入しているAll-in-one sidebar(AiOS)が正しくサイドバーとして動作しなくなってしまう現象が判明。
サイドバーではなく、別ウィンドウとして開いてしまいます。

f:id:meeyar:20160806184842p:plain

2chで「今どきそんなもん使ってんのかよ」*1な扱いされてますが、ずっと昔から使ってきたものだし、旧Operaのサイドバーっぽい扱いが好きだったので捨てるに捨てられず(´・ω・`)
かといって、Firefoxを古いバージョンのままにしておくのもセキュリティ的にごにょごにょ…*2

そこで、Firefox48でもサイドバーとしての機能を使う方法を探しました。

1:AiOSのトグル機能でサイドバーを表示させる

AiOSにはサイドバーのトグルスイッチを表示する機能があります。
ここを触ると、ブックマークや履歴などを表示するサイドバーが開きます。

f:id:meeyar:20160806184944p:plain
ただ、この画面上でブックマークとか履歴のアイコンを直接触っても、サイドバーではなく別ウィンドウとして開いてしまいます。
そこでちょっと工夫。

2:ツールバーのカスタマイズでAiOSのアイコンを表示させておく

Firefoxのメニュー「表示(V)→ツールバー→カスタマイズ」で<ツールバーのカスタマイズ画面を開き、AiOSのアイコンをどこか適当な場所(ツールバーやステータスバーなどに表示させておきます。
下図の赤枠内「サイドバー」「AiOS」いずれも動作しました。(「AiOS-ツールバー」はサイドバのアイコンOn/Offとして機能します)

f:id:meeyar:20160806190614p:plain

3:ツールバーのアイコンを選択して、それぞれの項目を選ぶ

2で表示させたツールバーのアイコンを選ぶと各項目を選択するメニューが開きます。
ここから開いた場合は別ウィンドウとしてではなく、きちんとサイドバーで開きます。

f:id:meeyar:20160806190637p:plain

↑の例ではステータスバーに表示させているのでメニューが上部に出ていますが、上部のツールバーにおいていれば下にメニューが開きます。
これで一応従来の表示のまま使うことが可能です。

ただ、直観的にサイドバーを直接操作できないの? という不満は残るし、AMOのレビューAll-in-One Sidebar :: レビュー :: Add-ons for Firefoxでも「動かねんだけどゴルァァ」みたいなコメントが付きまくっているので、根本的には作者サイドで修正してほしいところではあります。

*1:see http://potato.2ch.net/test/read.cgi/software/1468399410/

*2:当面ESRの45.3を使うという選択肢はある