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とりかごとなり。

Mozilla Thunderbirdに関する個人的な備忘録とか設定とか。トラシュー時の対処や考え方が基本路線です。

基本操作はThunderbird全般、何か困った! の時はトラシュー基本をどうぞ。
そのほかのカテゴリーは右サイドから。

38.5.0→38.5.1更新後に旧バージョンの情報が残る問題

38.x Windows Forum

※何か検索でお越しの方が増えているようですが、MyJVNなどで「古いバージョン残ってる」などと怒られている場合は追記も参照のこと。

※(2016.2.19追記)38.6.0にアップデートすると、38.5.0の情報は消え、38.6.0のみが表示されるようになります。。

Thunderbird38.6.0 release+α - とりかごとなり。を参照。

 

フォーラムでの報告から。
MozillaZine.jp フォーラム • トピック - 38.5.0から38.5.1へのアップデートについて

問題概要

Windows環境のThunderbirdにおいて、38.5.0から38.5.1に更新をした時、コントロールパネル内の「プログラムのアンインストールまたは変更」に表示されるプログラムの一覧に、38.5.0と38.5.1の両方が表示されてしまっている、という問題です。

ここで言われるまで、全く何にも気付かず普通につかっていたのですが、改めて見てみると確かに38.5.0と38.5.1の両方が表示されています。(ここのみ別環境にてスクリーンショットを作成しています)

f:id:meeyar:20160114233240p:plain

 

冒頭に引用したトピックでも言及されていますが、38.5.0と38.5.1の両方をアンインストールした後、単独で38.5.1をインストールし直せば解決します。

「何で残ってんだろう…」と思って、Revo Uninstallerにてレジストリエディタを見てみると、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Mozilla Thunderbird38.5.0 (x86 ja)」に情報が残っていました。

f:id:meeyar:20160114233933p:plain

Thunderbird本体の状態

「プログラムのアンインストールまたは変更」には2つバージョンが書かれていても、実際にインストールされているプログラム本体(Thunderbird.exe)は1つです。
既定のインストールフォルダ(C:\Program Files (x86)\Mozilla Thunderbird)を検索し、出てきたThunderbird.exeのプロパティをみてみると、確かに38.5.1となっています。

f:id:meeyar:20160114232414p:plain


このことから、38.5.0→38.5.1のアップデートは問題なく行われているものと考えられます。実際、Thunderbirdそのものの挙動に不具合はありません。

原因

このまま使い続けても特段問題は見受けられないので、放置(^_^;でもいいように思いますが、少し調べました。
上記トピックでも書いていますがもう少し詳しい内容です。

結論から言うと、この問題は「Mozilla Maintenance Service」がインストールされている環境にて再現する、と考えています。
Mozilla Maintenance Service」については、公式

Mozilla Maintenance Service とは? | Mozilla サポート
曰く、

FirefoxThunderbird がアプリケーションの更新をダウンロードする時、ユーザー アカウント制御 (UAC) ダイアログではい のクリックを要求されることなく、Mozilla Maintenance Service が Windows から更新を適用する許可を得ます。このサービスは、その時まで停止しており、コンピュータのリソースを使用することはありません。また、更新のプロセスが開始されると、サービスが終了します。

とあります。

Windows7や8.1などの環境では、通常アプリケーションの更新を行うときに、「マジでやってよいのん?」と管理者レベルの権限を尋ねられます。これが「ユーザー アカウント制御 (UAC)」です。
ユーザー アカウント制御とは - Windows ヘルプ

本来はここで訊かれたときに「はい」を選ぶことで更新を始めるのですが、Mozilla Maintenance Serviceを入れておけばいちいち聞かれずとも自動で更新してくれますよ、という機能です。
Thunderbirdインストール時点で「標準インストール」を選択すると、この「Mozilla Maintenance Service」も自動でインストールされます。(後から削除することもできます:後述)
「カスタムインストール」でこの機能を入れなかった場合でも、メニューバーやアプリメニューの「ヘルプ」→「Thunderbirdについて」を表示させることで、手動での更新が可能です。
※「Thunderbirdについて」の表示方法はトラシュー1[発生環境特定]:OSとThunderbirdのバージョン確認 - とりかごとなり。を参照。

個人的に確認したところでは、このMozilla Maintenance Serviceが入っている環境にて問題が再現していました。

Mozilla Maintenance Service抜きで検証

Mozilla Maintenance ServiceとThunderbirdの関係について、検証内容をこちらにも書いておきます(トピックでの内容を転記)。

【検証内容】 Windows8.1環境下です。

  1. Mozilla Maintenance Serviceをアンインストールしておく (Mozilla Maintenance serviceは「プログラムのアンインストールまたは変更」よりアンインストールできる)

    f:id:meeyar:20160114231404p:plain

  2. Thunderbird38.5.1と38.5.0の両方を一度アンインストールする
  3. Thunderbird38.5.0をインストールし直す
    この時に、「標準インストール」ではなく「カスタムインストール」を選びます。
  4. Mozilla Maintenance Serviceをインストールするか聞かれるので、「Maintenanceサービスをインストールする」のチェックを外す

    f:id:meeyar:20160114231433p:plain

  5. そのままインストールする

この状態でThunderbirdの更新をかけると、「Mozilla Maintenance Serviceが入っていない状態」で38.5.0→38.5.1にアップデートされます。
ここでコントロールパネル内の「プログラムのアンインストールまたは変更」を表示させると、38.5.1のみが残り38.5.0はありません。

f:id:meeyar:20160114234606p:plain

とりあえずは、Mozilla Maintenance Serviceと古いThunderbirdとをアンインストールし、38.5.1を入れ直すという対処で解決するのではと思います。
ただこの場合、手動で「Thunderbirdについて」を見ておかないとアップデートがかからない恐れが大ですので、更新情報をマメにチェックして適切なタイミングでアップデートしてあげる必要があります。

Bugじゃないの?

トピックでも言及した、Bugzillaでの報告

Bug 1237858 – Installing older version Maintenance Service makes control panel information display the older version again
の内容は、

1.) After over-installing Thunderbird 38.5.1, also Mozilla Maintenance Service reports itself as "38.5.1" in the Control Panel. => BUG!

(大意)Thunderbird38.5.1を上書きインストール後に、Mozilla Maintenance Serviceがコントロールパネル内で「38.5.1」と言ってくるのってバグじゃね?
というものなのですが、これの報告者は以前のBug(862894 – Installing older version Maintenance Service makes control panel information display with the older version)のregressionを疑っているようです。
2016/1/14時点でBug 1237858がまだ進展ないようですが、Bugzillaでの対応を見守るorわかる人は手助けをするというのがよいかと思います。