トラブルシューティングの基本。
「何かおかしくなった腹立つ」と小指の先でテーブルを蹴る前に。
フォーラムでの回答テンプレートにも使えます。
発生環境を特定する
問題が起こっているPC環境を明らかにすること。
◇全般的な情報
確実に抑えておいた方がよい要素。
(2016/1/8追記:具体的な調べ方はトラブルシューティング:確認1[発生環境特定]:OSとThunderbirdのバージョン確認を参照)
- OSの種類
- Thunderbirdのバージョン(枝番まで)
- アドオン入れていればその名前とバージョンも。
- セキュリティソフトの名前
◇メール送受信関連の場合
メールの各種設定を(わかる範囲で)確認しておく
(送受信設定の具体的な確認方法は トラブルシューティング:確認4[送受信設定]:メールアカウントの設定を確認する - とりかごとなり。を参照)
- 問題となっているメールのドメイン(@より後ろの部分)
- メールのプロトコル(POP,IMAP)
- メールサーバへの接続方法(暗号化の有無とその種類、ポート番号)
- インターネットへの接続環境(固定回線、モバイルルータ、テザリングなど)
発生時期を特定する
- 日時(○月○日から、といったもの)
Thunderbirdの外(セキュリティソフトやOS、IMEなど)に原因がある場合、発生時期が問題特定/解決の鍵となることがあります。 - 何か特定の動作をしたかどうか(Thunderbirdのアップデートをした後とか、アドオン入れたとか、Thunderbird内の何か設定変えたなど)
個人の環境依存かどうか確かめる
個々人で入れているアドオンや各種設定変更が原因になってないかどうか。
- セーフモードを試してみる
Thunderbird のセーフモード | Thunderbird ヘルプ
トラブルシューティング:確認2[アドオン依存かどうか]:セーフモードの方法 - とりかごとなり。
これで改善できれば、アドオンのどれかが原因である可能性が高い
- 新規プロファイルの追加・適用
複数のプロファイルを使用する | Thunderbird ヘルプ
これで改善されれば、使用中のプロファイルになにか問題が起きている疑い濃厚 - (特に見栄え、メール表示に関するものの場合)userChrome.cssやuserContent.cssなどを無効にする
Stylishによる変更も含みます。
そのほか
- ハードウェアアクセラレーションを無効/有効にする
たまにグラフィックのバグ踏んでフリーズとか、文字の滲みが発生する時に。 - Thunderbirdの再インストール
Thunderbirdのアップデートが不完全だったりトラブってたりする時に,、プログラム本体のみを入れ直す。
Thunderbirdをアンインストール→再インストールしただけでは個々のメール環境(プロファイル)には影響せず、そのままメールデータが保持されます。
すべてが必ずしも必要とは限らないのと、これらを試しても解決しない場合(本当にThunderbirdそのものに不具合を含む場合)もありますが、基本的なトラブルシューティングで解決する場合もたくさんあります。
「これおかしい」が自分個人の環境依存なのか、アドオンが原因なのか、Thunderbird本体なのかを区別していく過程で原因の特定、解決につながることもあります。
次からはこれら確認事項の方法について随時書いていく見込みです。