とりかごとなり。

Mozilla Thunderbirdに関する個人的な備忘録とか設定とか。メールのトラブル時・異常時の対処や考え方が基本路線です。

基本操作はThunderbird全般、何か困った! の時はトラブルシューティング全般をどうぞ。
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スレッドペイン・メッセージペインにメールが表示されない・異常な場合のフローチャート

Thunderbirdでメールが正常に表示されない・確認できない」シリーズ第2弾です。
この記事は、「メールのアカウント設定は残っているが、メールの一覧(スレッドペイン)あるいはメールの本文(メッセージペイン)が見られない」ケースの実践フローチャート&対処方法です。

「アカウント設定もろともすべて消えた(Thunderbirdが初期画面である)」場合

f:id:meeyar:20170207001737p:plain

の確認項目と対処方法は、第1弾である
プロファイル異常時の確認&復旧手順:包括版 - とりかごとなり。
をご覧ください。

記事がとっても長い&画像多めです。

  • 正常に表示されないのはどこの領域か
  • 最優先事項:プロファイルのバックアップを取る
  • 確認フローチャート
    • セーフモードで起動
    • フォルダの修復/.msfファイルの削除
    • プロファイルフォルダ内のメール本体の状態を確認する
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プロファイル異常時の確認&復旧手順:包括版

最近Mozillazine.jpのフォーラムで「メールが見られない、プロファイル壊れた(アカウント設定が消えた)」系の質問が多いこと、あと当ブログの検索流入上位に挙がるのが 
プロファイル消えた? と思ったら… - とりかごとなり。
であることを鑑みて、「メールが見られなくなった、アカウント設定が消えてしまった」場合の確認事項&復旧方法を書いておきます。

実体験としては上記記事にある通りですが、より包括的な説明を心がけてみます。
インスタントな実体験報告(○○したら直った! というもの)は検索すればそれなりにたくさんありますが、ちゃんとしたプロファイル全般の知識とか内容まで踏まえたものをあまり見ないので。
内容がよくわかっていない状態でのprefs.jsの直接編集やprofiles.ini編集などは、むしろ悪化のリスクの方が高く、一般的な復旧手段としてはお勧めしません。*1

直近の話題としてはCCleanerの特定バージョンが悪さしている*2という記事もありますが、特定の原因に拠らず、アカウントの設定やメール表示に異常をきたした場合の優先確認項目と基本的な考え方、対処法となる見込みです。
フォーラムで素描した内容
https://forums.mozillazine.jp/viewtopic.php?f=3&t=16672
に画像等を盛ってます。しかもとっても多いです…

  • 確認1:異常があるのはどこの項目か
  • 最優先事項:プロファイルのバックアップを取る
  • 確認2:プロファイルフォルダ内の最優先項目を確認する
  • プロファイル移行

 

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Thunderbird52.xでメール作成時の自動改行を有効化する

(2017/4/25追記)[表示] > [書式] > [フォントと配色] > [詳細設定]でiso-2022-jpを指定、かつメール本文の中身がiso-2022-jpで取扱い可能な文字でないと自動改行されない模様。
ガチのUTF-8メール(UTF-8でないと送れない文字を含む)は駄目らしい。
不完全な報告になってしまいすみません。以下の文章はそのまま残しておきます。
また調査内容はフォーラムに書きました→MozillaZine.jp フォーラム • トピック - Thunderbird 52.0 で既定のテキストエンコーディングを UTF-8 へ変更

Thunderbird52において、テキストのエンコーディングがUTF-8の時、mailnews.send_plaintext_flowedの値にかかわらず自動改行が無視されるの現象について、改善方法がわかりましたので書いておきます。
作業環境はWindows8.1+Thunderbird52.0.1.

具体的な現象については上記文章にも書きましたが、発生条件は

です。
この条件でメールを作成し下書き保存・送信などを行うと、メールの自動改行(mailnews.wraplengthで指定している値)が無効化され、全て一行で表示・送信されてしまいます。

f:id:meeyar:20170410230656p:plain

調べてみると自動改行を有効化する条件として、mailnews.send_plaintext_flowedのほかにplain_text.wrap_long_linesの設定も関与しているらしいことが判明。*1

そこで、設定エディタより

  • mailnews.send_plaintext_flowed=false
  • plain_text.wrap_long_lines=true

この2項目の設定を行うと、UTF-8条件下でも自動改行が有効になります。

設定エディタはメニューバーのツール>オプション>詳細から以下の画面を開き、「細心の注意を払って使用する」を選択すると開きます。

f:id:meeyar:20160505123944p:plain

そして、plain_text.wrap_long_linesの項目について値を「true」にします(初期値はfalse)。

f:id:meeyar:20170421192508p:plain

mailnews.send_plaintext_flowedについても同様の手順でfalseにしておきます
これらの設定後にUTF-8の本文を書いて下書き保存したのが以下です。(一行の文字数=mailnews.wraplength=68)

f:id:meeyar:20170421192647p:plain

UTF-8条件で困っている方は参考にどうぞ。

 

*1:当初mail.fixed_width_messagesを疑ったけどこちらは関係なかった

Thunderbird 52.0 Release

先週Thunderbird52.0がリリースされました。
何かとっても遅ればせの記事になりましたが一応気付いた事書いておきます。主にリリースノートに含まれてない事&リリースノート中で気になったところ中心です。
長めの記事です。

リリースノートはそれぞれ以下にあります。

Thunderbird 52.0 リリースノート

MozillaZine.jp » Blog Archive » Thunderbird 52 がリリースされた
最初はリアルタイムで52.0リリースの事実を知らなくて、「何かBlogへのアクセス数がおかしい」と思って調べてから知った口o(>_<, )o

で、検索数が増えた理由は「52.0で一部のアドオンが動かなくなった」系のものが最多と思われますが、後述の理由により現時点では、

  1. アドオンの方を修正する
  2. 自力修正できない場合は出来る人に修正をお願いする
  3. 他のアドオンを探す

52.0環境においては、この3点しか「解決」はないと思います。*1
ただし、Thunderbird52.0にてマルチプロセスを無効化できる方法がもしあれば、52.0でも従来のアドオンが使える可能性があります。
もし52.0環境にてマルチプロセスを無効化可能な情報/方法がありましたら、多分一部の方の朗報になると思いますが、対応Bug1253933 - unable to overwrite functions in addons with dom.compartment_per_addon = true見る限りなさそうな印象。

(2017/4/11 22:30追記:「45はOKで52は駄目」のケースはXPCOM廃止の影響を食らっている様子。以下参照→mozilla Firefox、Thunderbird 52からのアドオン非動作(XPCOM廃止の影響)の解決策一例 - QiitaとかThunderbird 52でnsPreferenceが死んだ話 - Qiita
また現状Mozilla.jpでは45.8.0が公開されているようですので、当面は(永続的ではなく)こちらを維持するの手もあるかと思います。

 

 

*1:古いバージョンを使い続ける、は「アドオンを使えるようにする」という意味での解決ではないのでリストに含めてません。

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プロファイル消えた? と思ったら…

(2017/8/17追記)より包括的確認手順→プロファイル異常時の確認&復旧手順:包括版 - とりかごとなり。
「とりあえず何かわからないけどメールが見られなくなった」の場合はまず↑を参照の上状況確認されたし。

 

久々に「プロファイル壊れた?」とひやひやした実体験。
実際にはプロファイルの中身は無事だったのですが、トラシュー対策の重要性を改めて実感したので備忘録書いとく。
久々に画像多め。

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WOTのプライバシーポリシーとオプトアウト

普段は訪問数200/日にも満たない弱小サイトなのに、ここ1-2日でアクセス数が2-3倍に増えた。

何故だ(・o・)。

と思って内訳をみてみると、どうやらWOT(Web of Trust)がやばい、というお話 - とりかごとなり。が人気らしい。
何故今頃? *1
そういえばChromeストアで復活してた(WOT: Web of Trust, Website Reputation Ratings - Chrome Web Store)というのをつい最近知りましたが、この復活自体は年末の話。

ちょっと気になって、Chromeストアで繰り広げられているレビューの応答
WOT: Web of Trust, Website Reputation Ratings - Chrome ウェブストア(すべての言語にすること)

を見てみると、今でも☆一つ評価が延々と続いています。
その中身はというと(短文のみ抜粋)、

Web of Untrust: Verkauft alle Daten und URLs an Dritte. "33C3: Build your own NSA"
(不信頼のウェブ:第3者にデータとURLを売っている。
33C3: Build your own NSAはこれっぽい(ドイツ語)→Build your own NSA [33c3] - YouTube

Achtung nicht verwenden! Die verkaufen die Daten der Nutzer weiter!
(使用を注意してない! ユーザデータの使用・販売!)

Company sells your information without letting you know
(企業は知らないうちにあなたの情報を販売している)

Selling users sensitive information!
(ユーザのセンシティブな情報を販売)

 とか、以前の悪評が払拭どころか増強されています。

これに対するWOT側のコメントとして、繰り返し

Thanks for your review.

WOT is required to collect data in order to provide its service. Users have the ability to opt-out, and check the privacy policy to understand which data is being collected.

の一文が目につきます。
「WOTはサービス提供の為にデータ収集を必要としている、オプトアウトの機能があるから、データ収集の理解するのにプライバシーポリシーを確認して」
ということらしいです。

そこで早速*2Privacy Policy | WOT (Web of Trust)を斜め読みしてみました。

冒頭のInformation We Collect(収集する情報)にて、

  1.  Information You Provide Directly
  2.  Information from Third Parties
  3.  Automatically Collected Information

の3項目があります。
1.には個人的・非個人的な情報収集の目的として、Registration Information (WOTの登録情報)、Customer Support Information(カスタマーサポート)、User-Generated Content(ユーザ生成コンテンツ)といった目的が並んでいます。
2.はGoogle+, LinkedIn, Twitter, FacebookなどのSNS関連での情報。
これらSNSにてサードパーティーとの共有を許しているとWOT側でも情報が得られる、ということのようです。
3.では自動収集されるデータとして、
From WOT desktop/mobile extension and desktop app(デスクトップ/モバイ拡張機能とデスクトップアプリ)からは、

  • IPアドレス
  • バイス情報(OS,ブラウザ、訪問したwebページと訪問時タイムスタンプ、自動生成されるGUIDとWOTのユーザID)

From WOT mobile app(WOTのモバイルアプリ)からは、

  • IPアドレス
  • バイス情報(デバイスモデル名、暗号化されたデバイスID、OSのバージョン、root済みかどうか、スクリーンのサイズ)
  • インストールされたアプリの情報(名前、id、タイプ、インストール日、アップデート日、バージョン、使用した時間、ホームページかどうか)
  • 自動生成されたGUID
  • ブラウザ閲覧情報(ブラウザ、訪問したwebサイトと訪問時タイムスタンプ)

さらに、「In addition,」として、WOTのサービスに登録した場合は、webサイトのレーティングやコメントを行うと、IPアドレスが自動で収集される(ただし匿名として扱われる)とあります。

何かもう、おなか一杯というか、まず勝手にユーザID作られてるの何で? と思ってしまう。情報の内訳についても、特にモバイル版では明らかに過剰収集じゃないの? と思えて仕方ない。
wevbサイトのレピュテーションで、何故root化の有無を訊いたり他所のアプリのインストール状況見たりなの?


この下のHow We Use the Dataでは、集めたデータの使い方についてサービス向上とかカスタマーサービスとかありますが、どうしても上記収集情報は過剰に思える…

そのあとのSharing Collected Data with Third Parties:
でははっきりと

Personal Information. We do not share your Personal Information or Non-Personal Information with third parties,

「個人・非個人の情報はサードパーティーと共有しない」と書いてあるけど、レビューの低評価を見るに「ホント? 陰で何かやってんじゃないの?」な懸念がどうしても拭えない。

肝心のオプトアウトについては、「Opt Out Rights」にて

Even after providing your consent to this Privacy Policy, you are entitled to change your mind. If you do, you may opt out of the data collection and sharing process related to your WOT app or extension, by changing the options selected in the “Settings” menu, so that the “Real-time Protection” option is set to “Off”. After you opt out, we will no longer collect and share your data in connection with your use of the WOT app or extension.

 WOTの設定メニューで“Real-time Protection”をオフにすれば、もうそれ以上データの収集は行わないとあります。
ん( ・_・)??
でもこの手の機能って、リアルタイムじゃないとあまり役に立たないような気がするんだけど…

最後まで斜め読みしても、以前騒がれた肝心の「ユーザ情報を勝手に収集・販売してたか」については何も触れられてませんでした。
これで「オプトアウトあるから」とか言われてもなぁ。

 

*1:時期もだけど、ここ一応Thunderbird関連のブログなのになー

*2:年末12月の変更だから言うほど早速でもない

Thunderbird 45.7.0 Release

今日(1/26)に更新が来ました。 英語版リリースノート
Thunderbird — Notes (45.7.0) — Mozilla
が出ています。

※日本語リリースノート
https://www.mozilla.jp/thunderbird/releases/

Thunderbird — メールをもっと簡単に。 — Mozilla
にリダイレクトされてしまいまともに表示できません。

以下の5項目について修正済み(Fixed)とあります。

  • Message preview pane non-functional after IMAP folder was renamed or moved
    (IMAPフォルダをリネームまたは移動後にメッセージのプレビューペインが機能しない)
  • "Move To" button on "Search Messages" panel not working
    (「メッセージを検索」パネルの「移動」ボタンが機能しない)
  • Message sent to "undisclosed recipients" shows no recipient (non-functional since Thunderbird version 38)
    ("undisclosed recipients"に送信されたメッセージで受信者が表示されない(Thunderbird38から機能しない))
  • Calendar: No way to accept/decline email invitations when sent and received messages are stored in the same folder
    (カレンダー:送受信したメッセージが同じフォルダに保存されている時、メールの招待を承認/拒否する方法がない)
  • Various security fixes
    (幾つかのセキュリティ問題を修正)

今のところ困ったことなし。