とりかごとなり。

Mozilla Thunderbirdに関する個人的な備忘録とか設定とか。メールのトラブル時・異常時の対処や考え方が基本路線です。

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Thunderbird52.xでメール作成時の自動改行を有効化する

(2017/4/25追記)[表示] > [書式] > [フォントと配色] > [詳細設定]でiso-2022-jpを指定、かつメール本文の中身がiso-2022-jpで取扱い可能な文字でないと自動改行されない模様。
ガチのUTF-8メール(UTF-8でないと送れない文字を含む)は駄目らしい。
不完全な報告になってしまいすみません。以下の文章はそのまま残しておきます。
また調査内容はフォーラムに書きました→MozillaZine.jp フォーラム • トピック - Thunderbird 52.0 で既定のテキストエンコーディングを UTF-8 へ変更

Thunderbird52において、テキストのエンコーディングがUTF-8の時、mailnews.send_plaintext_flowedの値にかかわらず自動改行が無視されるの現象について、改善方法がわかりましたので書いておきます。
作業環境はWindows8.1+Thunderbird52.0.1.

具体的な現象については上記文章にも書きましたが、発生条件は

です。
この条件でメールを作成し下書き保存・送信などを行うと、メールの自動改行(mailnews.wraplengthで指定している値)が無効化され、全て一行で表示・送信されてしまいます。

f:id:meeyar:20170410230656p:plain

調べてみると自動改行を有効化する条件として、mailnews.send_plaintext_flowedのほかにplain_text.wrap_long_linesの設定も関与しているらしいことが判明。*1

そこで、設定エディタより

  • mailnews.send_plaintext_flowed=false
  • plain_text.wrap_long_lines=true

この2項目の設定を行うと、UTF-8条件下でも自動改行が有効になります。

設定エディタはメニューバーのツール>オプション>詳細から以下の画面を開き、「細心の注意を払って使用する」を選択すると開きます。

f:id:meeyar:20160505123944p:plain

そして、plain_text.wrap_long_linesの項目について値を「true」にします(初期値はfalse)。

f:id:meeyar:20170421192508p:plain

mailnews.send_plaintext_flowedについても同様の手順でfalseにしておきます
これらの設定後にUTF-8の本文を書いて下書き保存したのが以下です。(一行の文字数=mailnews.wraplength=68)

f:id:meeyar:20170421192647p:plain

UTF-8条件で困っている方は参考にどうぞ。

 

*1:当初mail.fixed_width_messagesを疑ったけどこちらは関係なかった