とりかごとなり。

Mozilla Thunderbirdに関する個人的な備忘録とか設定とか。メールのトラブル時・異常時の対処や考え方が基本路線です。

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プロファイルのバックアップはどこを保存?

結論まとめ(忙しい人向け)。

(2016/3/2追記)プロファイルの概要や実際の移行手順については、プロファイル移行1[プロファイル概略] - とりかごとなり。プロファイル移行2[バックアップと移行] - とりかごとなり。に書きましたのでよろしければどうぞ。(追記終わり)

プロファイルのバックアップは、Thunderbirdを終了した状態で、

  • Windows(Vista/7/8/8.1)なら、
    C:\Users\<username>\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\
  • Mac OS Xなら、~/Library/Thunderbird/Profiles/
    (usernameはPCのアカウント名、~はホームディレクトリ)

以下を保存しておけば用足ります&複数のプロファイルをまとめて保存ができます。*1
余裕あるなら一階層上のThunderbirdフォルダを丸々保存が楽だと思います。

特定のプロファイルのみをピンポイントで保存したい場合は、

を保存するのがよいです(xxxxxxxxは任意の半角英数字)。 

 

事例概要

フォーラムでのやり取りより。
MozillaZine.jp フォーラム • トピック - profileデータの移行について

「HDDが故障したため、Thunderbirdのデータをバックアップから戻したいのに上手くいかない」という質問だったのですが、バックアップすべきデータを間違えていたために復旧が出来なかった、という内容です。

フォーラムでの返答にも書いたのですが、本来バックアップするべきThunderbirdプロファイルの本体は、初期状態では

にあります(usernameはPCのアカウント名、~はホームディレクトリ、xxxxxxxxは任意の半角英数字)。
Thunderbird のプロファイル | Thunderbird ヘルプ
使用中のプロファイルフォルダを開きたい。 - とりかごとなり。

件のフォーラムのケースでは、上記のプロファイル本体は保存しておらず、
C:\Users\<username>\AppData\Local\Thunderbird\Profiles\xxxxxxxx.default
のみをバックアップしていたために失敗しています。
C:\Users\<username>\AppData\Local\以下はキャッシュの保存場所であり、特にバックアップの必要がないものです。
キャッシュの保管場所はOSごとに異なり、

にあります。
Thunderbird keeps caching web image in signature - Super User

それぞれのフォルダの中身は…

実際に、
C:\Users\username\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\xxxxxxxx.default(プロファイル本体)

C:\Users\<username>\AppData\Local\Thunderbird\Profiles\xxxxxxxx.default(キャッシュ)
の中身を見比べてみると、フォルダやファイル名が全然違うのがわかります(左がプロファイル本体、右はキャッシュ)。

f:id:meeyar:20160212221422j:plain

 

本来のプロファイルフォルダ内には、メールデータの本体が存在するMailフォルダ(IMAPの場合はImapMail)や、アドレス帳であるabook.mab、メールアカウント情報を含む各種設定を記述したprefs.jsなどが含まれます。
※詳しいプロファイル内ファイルの具体的な一覧は、(英語ですが)Transferring data to a new profile - Thunderbird - MozillaZine Knowledge Base等を参照

一方、キャッシュの方はコマンドプロンプトからディレクトリの一覧を見てみると、

C:\Users\username\AppData\Local\Thunderbird\Profiles\xxxxxxxx.yyy のディレクトリ

2016/02/12 00:30 <DIR> .
2016/02/12 00:30 <DIR> ..
2016/02/03 12:33 <DIR> Cache
2015/11/16 19:13 <DIR> cache2
2016/01/18 22:04 <DIR> OfflineCache
2015/11/16 19:13 <DIR> safebrowsing
2016/02/12 00:34 <DIR> startupCache
2016/02/12 13:00 1 _CACHE_CLEAN_

となっており、明らかに違います(プロファイルフォルダの名称は伏字仕様)。
※キャッシュは、HTMLやwebコンテンツを受け取ったり表示した場合に生じるものなので、使用状況によってはフォルダ内が空っぽのこともあり得ます。

プロファイルフォルダが勘違いされやすい理由

日ごろ不勉強なので、キャッシュの保存場所は今回初めて知ったのですが、少し検索してみると、キャッシュをプロファイル本体と勘違いして復旧にしくじったり、間違って覚えたまま「\AppData\Local\Thunderbird\Profiles以下を保存ですよー」と書いてしまったりの事例がちらほらあるようです。
PC交換に伴うThunderbirdデータ移行についておしえてください。いろ... - Yahoo!知恵袋
Thunderbird Profile の移行:PC設定のおぼえがき。:So-netブログ
Windows Vista/7でのThunderBirdの復元 備忘録:時々日記
windows7の転送ツールでメールが復元されなくて困ってい|パソコンQ&A|パソブル
好奇心をくすぐるPCと本のWebノート |Thunderbirdのデータ移行&Dドライブへ

 

Mozillaのヘルプを見るより先に、「あー\AppData\Local\Thunderbird\Profilesを保存でいーのねー」などと覚えてしまうと、後で泣くことになります。
保存場所違いますからね。(←強調)
プロファイルは、Thunderbird終了した状態で正しい場所(localではなくRoaming)を保存です。

推奨バックアップ方法

プロファイルは、初回起動時に作られるxxxxxxxx.defaultのほか、新しく作り直すことも可能です。
新しく作ったプロファイルは、既定の設定だと
C:\Users\username\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\ (Windows)
あるいは
~/Library/Thunderbird/Profiles/ (OS X)
以下に複数並びます。*2

f:id:meeyar:20160213182636p:plain

使っているプロファイルが1個だけなら、ピンポイントにxxxxxxxx.defaultフォルダのみを保存しておくと用足りるのですが、複数のプロファイルを分けて使っていたり、新しく環境を作り直したりでどのプロファイル使っているのかわからない・探すのめんどくさいの場合もあるので、経験則として

を保存か、あるいはその一つ上の階層、Thunderbirdフォルダを丸々保存しておくのを勧めます。

 

 

*1:既定のまま使用した場合。手動で違う場所にプロファイルを置いていた場合は、そこのプロファイルフォルダxxxxxxxx.defaultを保存する

*2:プロファイルマネージャ上にて、自分でプロファイルの場所を任意に指定することも可能です