とりかごとなり。

Mozilla Thunderbirdに関する個人的な備忘録とか設定とか。メールのトラブル時・異常時の対処や考え方が基本路線です。

基本操作はThunderbird全般、何か困った! の時はトラブルシューティング全般をどうぞ。
そのほかのカテゴリーは右サイドから。
ブログ記事化してないけどフォーラムで答えたものは、自記事フォーラム落穂拾いにて、はてブ形式でまとめてあります。

ThunderbirdでRedirect/Bounceを実現する

直近のアクセス解析を眺めていたところ、ぐぐる様経由で「 メール メッセージをリダイレクト(または"バウンス(bounce」で検索されたような跡が残ってました。

「そんな記事書いた覚えないなぁ」と思って検索結果を見てみたところ、ブログ最初期にまずはアドオンから。 - とりかごとなり。

で「Mail Redirect 0.8.7」を挙げていたのが引っかかったようです。

あまりメールのリダイレクト(Redirect)/バウンス(Bounce)について予備知識なかったのですが、アドオンの使用方法と一緒に備忘録。

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Thunderbird38.7.0 release

Thunderbirdの38.7.0がリリースされています。
Mozillaのダウンロードサイト
ダウンロード | 無料メールソフト Thunderbird
のバージョンも38.7.0になっています。

広報一覧

英語版リリースノート
Thunderbird — Notes (38.7.0) — Mozilla
Mozillazine.jpの邦訳
MozillaZine.jp » Blog Archive » Thunderbird 38.7.0 がリリースされた
窓の杜ニュース
Mozilla、10件の脆弱性を修正した「Thunderbird」の最新安定版v38.7.0を公開 - 窓の杜


38.7.0で修正されたBug一覧(Bugzilla)
https://bugzilla.mozilla.org/buglist.cgi?classification=Client%20Software&query_format=advanced&bug_status=RESOLVED&bug_status=VERIFIED&bug_status=CLOSED&target_milestone=Thunderbird%2038.0&product=Thunderbird&resolution=FIXED

security fixとなっているのでアップデートの備忘録>自分
__φ(._. )q

ツールバーをカスタマイズ@メール作成画面

はてなブログの機能として、簡易的なアクセス解析があるのですが、そこでアクセス元ページを確認していると、 「thunderbird38.6.0のメール作成にアドレス帳を表示させたい」 の検索結果で当ブログがトップに出るらしいことが判明。*1
[thunderbird38.6.0のメール作成にアドレス帳を表示させたい]の検索結果 - goo検索

f:id:meeyar:20160307194032p:plain

ググる様でも結構上位に出るらしい
のですが、以前書いたツールバーをカスタマイズ。 - とりかごとなり。の中では、メール作成画面については書いていませんでした。

なので、追記として書いておきます。

*1:スクリーンショットは2016/3/7 19:00頃取得

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profiles.iniには何が書かれているか。

(2016/12/14追記:Linuxでの記載を追加しました)

プロファイル移行の記事内で、「なるべくprofiles.iniの編集をせずに済むように」と書きましたが*1、肝心の「profiles.iniに何が書かれているか」を書いておきます。

「こう書き換えるとよろし」というインスタントな方法はググると割とあるのですが、profiles.iniそのものについて日本語での全体的な説明はあまり見当たらない&パスの書き方がWindows前提のものが多い(Mac OS Xなど他のOS環境についての記載が稀)ので、備忘録兼ねて書いておきます。

英語での包括的な記事
Profiles.ini file - MozillaZine Knowledge Base
と、実機確認での内容を踏まえています。

*1:単純にめんどくさい、間違いやすい、あと「上手く起動しないどうして(>_<,)」のケースが多いため

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プロファイル移行2[バックアップと移行]

実際にプロファイルを移行する場合の手順を書いています。
なるべくprofiles.iniの編集をせずに済む、基本マウス操作+αのみで完結するようにしています*1

記事が長い&画像がとっても多めです…

前提条件として、

  • 旧パソコンでも正常に動作しているプロファイルであること
  • 既定の場所にプロファイルがあること

を想定した解説です。
移行前に「古いパソコンでThunderbirdが何かおかしな動作している」といった場合、今までのプロファイルを丸々持ち込むと、新しい環境でも不具合を再現することになります。
この時は、旧環境のバックアップを確保したうえで、必要最小限のファイルのみを移行する方が安パイです。
書きました→プロファイル復旧1:壊れた環境からのミニマム移行 - とりかごとなり。とかプロファイル復旧2:Mailデータを一括コピー/プロファイル内ファイルの優先順位 - とりかごとなり。

プロファイルが外付けディスクなど既定の場所以外にある場合で、新環境でも既定以外の場所に置きたい! の場合は、profiles.iniの編集やプロファイルマネージャでの設定変更が必要となります。

まずはバックアップから。

まずは旧環境のプロファイルを確実にバックアップします。
これがない/不完全だと、いくらその後の手順が正しくても正常に移行できません。
プロファイルが存在する既定の場所は、
プロファイル移行1[プロファイル概略] - とりかごとなり。プロファイルのバックアップはどこを保存? - とりかごとなり。など参照して頂ければと思いますが、

にあります。 既定のままでThunderbirdを使っていた場合、基本的にはこのProfilesフォルダ内のプロファイルを移行することになりますが、詳細はその1以下で書いています。

既にプロファイルを幾つか作成後で、「どれがメインの環境かわからない」という場合は、使用中のプロファイルフォルダを開きたい。 - とりかごとなり。にある方法をメインの環境にて実行し、普段使いのプロファイルを特定しておくのがよいと思います。
特に、プロファイルの場所を既定の場所から変えて運用している*2場合は、確実にプロファイルの場所を特定したうえでバックアップする必要があります。

バックアップは、必ずThunderbirdを終了した状態で行います。Thunderbird起動中に行ってしまうと、バックアップが不完全になる恐れがあります。
データをバックアップする媒体は特に制限はありません(たぶんないはず…)。USBメモリや外付けのハードディスクなど、自分の利用環境に応じて選択します。

以下は、「具体的にどこをバックアップすれば何が出来るのか」の観点で移行方法を書いておきます。

*1:profiles.ini編集したのに上手くいかない! という事例をよく見るため

*2:外付けハードディスクにて運用、など

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プロファイル移行1[プロファイル概略]

今まで使用していたメール環境を、新しく調達したパソコンに移し替えたい場合、Thunderbirdのプロファイルを旧環境→新環境へコピーすることが可能です。
移すべきデータさえ間違えなければ、ファイルのコピペのみで移行が完了するので極めて楽ですが、
プロファイルの移行がわかりません( ̄^ ̄)
という質問が割とあるあるなのと、ヴィジュアル的にわかりやすい方法があまり見当たらないので、まずはプロファイルの概略+単純移行の方法について書いてみます。

プロファイル移行に先立ち、まずはThunderbirdのプロファイル構造、概略について書いておきます(実際の移行手順は次記事プロファイル移行2[バックアップと移行] - とりかごとなり。以降です…)。
「ホントにわかりやすいのか?」と訊かれると、とほほσ(^_^;)ですが、一応Mozilla Thunderbirdについての予備知識ゼロでもある程度わかる説明を目指します。

 

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Thunderbird38.6.0 release+α

Thunderbirdの38.6.0がリリースされました。
公式無料メールソフト Thunderbirdからダウンロードできるバージョンも38.6.0になっています。

いつものようにThunderbird上でのアップデートも可能です。
 トラブルシューティング:確認1[発生環境特定]:OSとThunderbirdのバージョン確認 - とりかごとなり。
を参考に、「Thunderbirdについて」の画面を開くとアップデートのチェックが行われ、そのままインストールが可能です。

2/16 22:00現在、まだ日本語情報が乏しいので、全部英語ですが、
英語のリリースノート:Thunderbird — Notes (38.6.0) — Mozilla
修正済みBug一覧:Bug List

security fixが含まれているようなので、なるべく早いアップデートがよさそうです。

例のアンインストール情報は…

何故か当ブログの検索ワード上位に挙がる、38.5.0のアンインストール問題についてですが、Mozilla Maintenance Serviceがインストールされた状態であっても、38.6.0にアップデートした時点で38.5.0の表記は消えるようです。

以前検証に使ったWin8.1環境はMozilla Maintenance Serviceを抜いたままなので、別マシン(以前「問題概要」で38.5.0/38.5.1のスクリーンショットを確保したのと同一)にて

f:id:meeyar:20160216215838p:plainご覧の通りで、Mozilla Maintenance Serviceが残っていても、Thunderbirdのバージョンは38.6.0のみになっています。
全国の「サンダーバード 38.5.1 38.5.0残る」「サンダーバード 38.5.1 旧バージョン残る」で検索/ご懸念の皆さま方は一安心ですね。